
調布店ショールーム
ちょっと変わった(?)床 ~桐のフローリング編~
こんにちは
一般的な工事だけでは面白味がないかと思い、
見切り発車で始めた “ちょっと変わった” シリーズですが、
幾度か異動を重ねた末、、
写真が無いわ無いわ (;-;)
お客様との工事の思い出は、心の中に引きこもったまま
陽の目を浴びることはないのでしょうか。。。
シリーズ2回目にして、早くもシリーズ挫折の危機を感じつつも
OB様廻りで、あわよくば写真の回収を目論む今日この頃。
さて、本日は、(ちょっと変わった?) 床(フローリング)貼工事のご紹介をいたします!
その前に、、、
まず、「フローリング」というと、「複合フロア」と、「無垢フローリング」があります。
複合フロアとは、合板部分が集成材(作りによって強度も様々)、表面が突板もしくはシートで出来た床材のことを言います。
一般的に、フローリングと言うとこちらをイメージされる方が多く、また採用数も断然多いです。
反りが少なく品質も安定している、その上お手入れも容易、かつ低価格! という大きなメリットがあるからです。
近年、印刷等の技術も発達し、本物と見紛う程の複合フロアも、いくつも見られるようになりました。
「無垢フローリング」は、その名の通り、混じりけの無い、無垢な木のままのフローリングです。
本物の質感、木の香り、木の本来の特性を楽しめる上、調湿性、断熱性もある のが、無垢材のメリットです。
ただし、お手入れが大変、伸縮するので隙間ができる、その上金額もお高い! というちょっと癖ものなのです。
・・・さて、いつも通り、御託が長くなってしまいました・・・。
無垢材でも人気があるフローリングは、
チーク、オーク(なら)、バーチ(カバ)、メープル、チェリー、タモ、ウォールナット等でしょうか。
木によって、見た目、特長もさまざまです。また、同じチーク材でも、育った環境や地域で、全く違ったテイストになります。
面白いですね!
やっと本題です、
今日ご紹介するのは、ご存知 「桐」です!
日本では、箪笥(タンス)など、高級家具によく使われていますね。
他品種より、内部が多気孔であり(内部に空気がたくさん含まれているため)
「軽い」
「断熱性が高い(冬もひんやりしにくい)」
「調湿性が高い」
「柔らかい(足腰に優しい)」
という特長があります。
また、パウロニン、セサミン、タンニン等の成分を含んでおり、防虫、防腐性能も高いのです。
なるほど、高級箪笥に使われるのが分かりますね!
柔らかい=傷つきやすい というデメリットもありますが、
長い目で見ると、味も出ますし、傷の修復などもできるので、ちゃんと手を掛け、愛情を掛けてあげると、長持ちする床材ではあります!
そして、
私が桐をおススメした理由は、やはり、高い断熱性です。
寒い冬、床がひんやりしにくいのは、室内の快適性にとって大きなポイントです。
裸足で歩くと、歩き心地が最高にいい!
また、高級な桐を床材に使っているなんて、ちょっと自慢したくなりますよね。
加えて、見た目もカッコイイのです。
快適さと、おシャレは足元から なんて言いたくなります!
大変お待たせしました(笑)
実際の写真がこちらです!
↑ワックス前
↓ワックス後
無塗装品ですので、お客様と一緒にワックスをぬりぬり、、、多少のムラはご愛嬌
その良さを存分に活かすため、
今回は、100%自然塗料メーカーの アウロ社 のものを使用しました。
・・・。
やはりいいです。
さらに、苦労して塗っただけあり、私もとても愛着が沸きました。多少のムラはご愛嬌
手の掛かる子ほど可愛いものです!
さて、いかがでしたでしょうか。
複合フロアー、無垢フローリング。
一概に、どちらが良いとは言えません。
どちらが良いのか、どちらがお客様に合うのかは、お客様次第です。
より詳細にご説明をさせていただき、
お客様のご趣向やご要望を踏まえてご提案をいたしますので、
床の工事をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
なかなかできない、大事な工事です。
しっかり迷って、一緒に大満足の工事を実現させましょう!
優秀な大工さんとお待ちしております☆
(↓元ネタ)